2012/10/16

10/10本ゼミ

10/10は,(重村)・武子・山本の3名の3年生がそれぞれ持ち寄った論文をプレゼンしました.内容は以下のとおりです.

武子:なぜ大都市圏の女性労働力率は低いのか(2008 橋本由紀,宮川修子)
大都市における女性労働力率の低さに着目し,政策的インプリケーションをまとめた論文です.問題の根本には潜在需要も含めて80万にのぼる待機児童の存在があり,保育施設の拡充がはかられる必要があるという結論を導いています.これに対し,新規保育施設拡充政策は既存の保育業界からの反対を免れないため,これは経済問題ではなく政治問題だとする意見が出ました.

山本:Productivity or Discrimination? Beauty and the Exams(2005 Giam Pietro Cipriani & Angelo Zago)
優れた容姿の人間は生産性も高いのか?というリサーチクエスチョンに基づいたワーキングペーパーです.太田先生からは「容姿の良し悪しを判断する人間のバイアスがかかっている可能性が否めない」など懐疑的な意見が出ました.